お役立ちコラム
椅子の座面の張り替え方法解説!DIYと業者に委託はどっちがいい?
2022年12月27日
「椅子の座面の張り替えをしたいけど、自分でやるのか業者に頼むのか困っている」
そのような悩みを抱えている方に、DIYと業者のどちらがよいのか料金や工程の観点から解説していきます。
まず張り替えに使う材料を決めよう!
まずは張り替えに使用する材料を決めましょう。
張り替えをする革には大きく分けて「本革」と「合革」があります。
基本的には本革の方が料金が高くなっています。
本革は加工にかかる期間が長く、本革自体の価格が高いためです。
一方で合革は人工的に作成でき、本革に比べ多く作成できます。
もちろんものによって価格は変わりますが、倍以上の値段差があります。
自分の予算に合わせて本革か合革か、使う材料を決めるとよいでしょう。
椅子の座面の張り替えはDIYがお得!
椅子の座面の張り替えはDIYの方がお得です。
業者に頼む場合の細かい料金はのちほど解説しますが、業者に依頼するよりもDIYで自分で張り替えた方がはるかにお得です。
ここからは、DIYで椅子の座面の張り替えを行う手順を解説していきます。
大まかな手順は以下の通りです。
● 座面・ビニールレザーを外す
● クッションを変えるか選択する
● ウレタンとビニールレザーのサイズを測ってカットする
● 座面を貼る
それぞれ詳しく解説していきます。
1.座面・ビニールレザーを外す
1つ目の手順は「座面・ビニールレザーを外す」です。
どのような椅子かにもよりますが、まずは座面を固定しているネジを外します。
外したネジは最後に取り付ける際に使用するので、なくしてしまわないように保管しておきましょう。
もともと張り付いているビニールレザーは、外す際にはレザービニールを固定しているタッカー芯を外していきます。
マイナスドライバーを用いて外していきます。
業者が作ったものだと、タッカー芯が非常に硬くついている場合があります。
外す際は力が必要になるので注意しましょう。
もしタッカー芯がどうしても外れない時は、布をハサミで切って座面の裏側に埋めておきましょう。
タッカー芯を外したあとは、座面版やクッションとそのほかを分裂させます。
2.クッションを変えるか選択する
2つ目の手順は「クッションを変えるか選択する」です。クッションを使用していない椅子の場合は気にしなくて大丈夫です。
また、使用するクッションを変更しない場合もそのままで問題ありません。
クッションを変更する場合は、自分の好みのクッションのサイズに合わせたものを用意しましょう。
3.ウレタンとビニールレザーのサイズを測ってカットする
3つ目の手順は「ウレタンとビニールレザーのサイズを測ってカットする」です。
ウレタンは座面版やクッションと同じサイズにカットしましょう。
サイズ通りにカットするために座面版を取り、正確にサイズを測れるようにしましょう。
次にビニールレザーをカットします。
ビニールレザーは座面版やクッションのサイズで型を取り、そのあとに外側10cmほどのサイズにカットするといいでしょう。
これで材料の準備は終わったので最後の工程に移ります。
4.座面を貼る
4つ目の手順は「座面を貼る」です。
先ほどカットしたウレタンとビニールレザーを座面版やクッションに固定します。
この時に裏表を間違えないように注意しましょう。
ずれずに重ねられたら、ビニールレザーが緩まないように注意しながらタッカーでウレタンと座面版を固定しましょう。
最後に椅子の本体に、最初に外したネジを使って固定すれば完成です。
業者に張り替えを頼む時の料金詳細を解説!
ここまでは、DIYで椅子の座面の張り替えを行う手順を解説しました。
続いては業者に依頼する際にどのような料金がかかるのか、どうしたら少しでも料金を抑えられるかについて解説していきます。
業者に依頼した時にかかる料金の詳細は以下の通りです。
● 張り替えをするための材料費
● 仕上がりを整えるための加工費
● 自宅までの送料
それぞれ詳しく解説していきます。
張り替えをするための材料費
1つ目は張り替えをするための材料費です。
張り替えに使う生地にかかる費用を指します。
自分で使用してほしい生地がある場合は、直接持ち込んで依頼するのもよいでしょう。
費用を抑えるためには自分で安い生地を持参するか、業者が既に持っていて無料にしてもらえるものか確認してみましょう。
仕上がりを整えるための加工費
2つ目は仕上がりを整えるための加工費です。
加工は素人が行うDIYとプロが行うものでは仕上がりは大きく異なるので、必要経費でしょう。
料金は椅子によっても変わってきます。
加工費は施工費とも呼ばれる場合があります。
張り替えを依頼する椅子の個数を増やして同時に依頼すると、料金が安くなる場合もあります。
自宅までの送料
3つ目は自宅までの送料です。
業者が椅子の座面の張り替えを完了したあと、自宅までの距離が遠く自分で取りに行けない場合は、郵送してもらえます。
さらに、業者によっては依頼した場所から作業場所まで距離がある場合があります。
その場合は、作業場までの送料がかかります。
料金を抑えるためには、自宅から近い場所にある業者に依頼するといいでしょう。
まとめ
本記事では、椅子の座面を張り替える際にDIYと業者へ依頼のどちらがよいのか費用や工程の観点から解説しました。
椅子の座面はDIYでも張り替えが可能です。
DIYが好きな方は、本記事の内容を参考にやってみるのもよいでしょう。
ただし、座面の張り替えは業者に依頼した方が断然美しく仕上がります。
本記事でご紹介したように、業者に依頼する場合でも工夫次第で費用を抑えられるのです。
費用を抑えつつ希望する仕上がりにするために、DIYがよいか、業者に頼むのがよいかじっくり検討すると後悔が少なくなるはずです。
椅子の座面を張り替えたい方は、本記事の内容を参考に検討してみてはいかがでしょうか。