お役立ちコラム

革ソファーを長持ちさせるお手入れ方法 汚れやひび割れの対処法も!

2023年05月15日

重厚感がありインテリアをグレードアップしてくれる本革のソファー。
経年変化を楽しみながら長く使い続けられるのが魅力です。

しかしお手入れを怠ると、革の劣化によるヒビ割れや汚れの蓄積による黒ずみが気になることも。そこで本記事では、本革ソファーのお手入れ方法やメンテナンス方法をご紹介します。

革ソファーを長持ちさせるお手入れ方法 汚れやひび割れの対処法も!

本革のソファーを長く大切に使い続けるためのお手入れ方法

本革のソファーはファブリック製や合成皮革製のソファーよりも価格は高いながらも、丁寧にお手入れしながら使えば10年、20年と使い続けられます。
使うほどに革の質感や風合いが変化し、深い味わいが出てくるのも魅力です。

一方で、本革ソファーは乾燥や湿気に弱い傾向があり、デリケートな素材でもあります。
そのため正しいお手入れ方法を知ることが大切です。

購入後にプロテクションクリームで保護

新品の本革ソファーを買ったら、使い始める前にプロテクションクリームで革の表面を保護しましょう。
プロテクションクリームは、本革に適度な油分と水分を与えます。

革の内部に保護膜が形成され、汚れやシミが付きにくくなります。
また、適度な油分を与えることで乾燥によるヒビ割れも防止できます。

毎日のお手入れは乾拭きがメイン

本革ソファーの日々のお手入れは、お部屋の掃除をするついでにソファを軽く乾拭きする程度で大丈夫。
ホコリ、髪の毛、食べかすなどをこまめに取り除くことで、汚れの付着を防げます。

また、乾拭きすることで表面の水分も取り除けるので、シミやカビも防止できます。
乾拭きは本革に摩擦で刺激を与えないような柔らかいものがおすすめ。
柔らかな手触りのコットン製の布やタオルを使いましょう。

月に1回のメンテナンス

月に1回程度は、メンテナンスも含めた掃除をしましょう。
まず、掃除機でホコリやチリを吸い取りましょう。
革の表面を傷つけないよう、ブラシアタッチメントを取り付けてください。

すきま用アタッチメントを使えば、背もたれや座面の隙間にたまったホコリやチリも取り除けます。
その後にわずかに湿った程度の濡れタオルで、軽くソファーを水拭きします。水拭きが終わったら乾いた布やタオルで乾拭きをしましょう。

シーズンごとのメンテナンス

3~4ヵ月に一度は、革専用のクリーナーとプロテクションクリームを使ったメンテナンスを行いましょう。

上記の水拭きと乾拭き後に、柔らかなクロスやスポンジにクリーナー含ませ、革の表面をクルクルと回しながら汚れを落とします。
汚れが落ちたら乾いたクロスで乾拭きをします。

その後、プロテクションクリームをきれいなクロスに染み込ませ、ソファーの表面部分にまんべんなくクリームを塗り込み馴染ませます。
プロテクションクリームを塗ったら1時間程度乾燥させましょう。

本革ソファーが汚れたりヒビ割れたりしたら? 対処法と予防法

本革のソファーにうっかり水をこぼしてしまった、食べ物などを落として汚してしまった、革の表面がヒビ割れしたら? ここからは、本革ソファーの汚れやヒビ割れに対する対処法や予防方法をご紹介します。

飲み物をこぼしてしまった時の対処法と予防法

革製品は水分に弱い傾向があります。
水、お茶、ジュースなどをこぼしてしまった時は、放置せずに素早く水分を取り除きましょう。
コーヒーや色の濃いジュースなどは、素早く拭きとっても、シミになってしまう可能性があります。

水分を取り除いた後、革専用のクリーナーを使って汚れ落としをしましょう。
飲み物による汚れは、本革ソファーにとっては最も厄介な汚れかもしれません。
万が一飲み物をこぼしても水分の染み込みを防げるように、日頃からプロテクションクリームをしっかり塗り込んでおくことが大切です。

汚れがついてしまった時の対処法

食べ物や化粧品などで汚してしまった場合は、慌ててこすらずに、まずは固形物を取り除きましょう。
その後、汚れた部分を堅く絞ったタオルなどで水拭きし、さらに乾いたタオルや布で乾拭きします。

それでもシミになりそうな場合は、革専用のクリームを使って重点的に汚れ落としをしましょう。
汚れを取り除いた後は、プロテクションクリームを使って保護しましょう。

革がヒビ割れてしまう原因と予防法

本革は乾燥すると油分や水分が失われてしまい、ヒビ割れを起こしてしまいます。
直写日光に当たる場所、エアコンの風が強く吹きつける場所などは、乾燥しやすいので要注意です。

ヒビ割れは一度できてしまうと完全に修復することは難しいです。
そのため、定期的にプロテクションクリームを使ったメンテナンスを行い、ヒビ割れが発生しないように気を付けましょう。

まとめ

「革は生きている」とも言われるように、使い込むほどに質感や色合いが変化し本革製品ならではの魅力が増す本革ソファー。
長く愛用するためには、日々のお手入れやメンテナンスが欠かせません。

今回ご紹介したお手入れ方法や汚れやヒビ割れへの対処法を実践すれば、本革のソファーを長く気持ちよく使い続けられるでしょう。