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ソファの毛玉の予防方法や毛玉ができた時の対策は?毛玉にならないソファの選び方も解説

2023年10月11日

家庭のソファはすぐに毛玉ができてしまいます。
毛玉は見た目も悪く、生活感も出てしまうので、うまく予防できる方法はないものでしょうか。
また、毛玉ができてしまった場合の対処方法も知っておきたいものです。

この記事では、ソファの毛玉の予防方法や毛玉ができてしまった場合の対処法
を解説します。

長くきれいなソファを使いたい人は、ぜひご参考にしてください。

ソファの毛玉の予防方法や毛玉ができた時の対策は?毛玉にならないソファの選び方も解説

毛玉ができる原因

どうして毛玉はできるのでしょうか。

しょっちゅうソファに座っていると、腰やお尻の部分とソファの生地とが擦れて、ソファの生地の表面が自然に毛羽立ってしまいます。
細かい毛羽立ちの繊維がお互いに絡み合って毛玉になるのです。

毛玉はソファの表面に付着したほこりと絡まって、ますます目立つようになります。

毛玉ができやすい生地

ウール・カシミヤ・アンゴラといった動物繊維の天然繊維のもの、あるいは、ポリエステル、アクリル・レーション混紡などの化学繊維が毛玉ができやすい生地です。

あるいは、天然繊維と化学繊維を混ぜ合わせた綿などの混紡素材も毛玉ができやすい素材です。

毛玉の予防方法

毛玉を予防するにはどうすればよいのでしょうか。

毛玉ができる前の段階で、ホコリを取りながら、毛羽がからみあわないようブラッシングするのが効果的です。

ブラッシングは繊維の流れに沿って行い、かき出されたゴミは掃除機で吸い取ります。

特に小さい毛玉の場合はブラシが効果的です。

毛玉ができてしまったときの対処法

毛玉ができてしまった場合の対処方法にはどういったものがあるのでしょうか。

1.毛玉取り機

別名を毛玉クリーナーともいいます。
手のひらに乗るコンパクトなサイズで電動のものがほとんどで、小さな毛玉を取る場合に効果的です。

スイッチを入れて、ソファ本体にヘッドを軽く当ててクルクルと転がすと、小さなゴミも取れます。
取れたゴミは掃除機できれいに吸い取りましょう。

2.ハサミやカミソリ

ハサミやカミソリで毛玉をカットするのは手っ取り早い方法です。

しかし、カットする時につまんで繊維を引っぱり出すと、ふたたび新しい毛玉ができてしまうので注意が必要です。

生地に刃を近づけすぎて、ソファの生地を傷つけないようにしましょう。

3.食器用スポンジ

食事用スポンジは、堅い面とやわらかい面がありますが、毛玉を取るには堅い方の面を使用します。

特に焦げとり用のスポンジが頑固な毛玉を取り除いてくれるのでおすすめです。
毛玉ができたらすぐに除去しないと、時間がたてばたつほど取りにくくなってしまいます。

4.専門業者に依頼

自分で対処するのは面倒なので、多少費用がかかっても対処して欲しいという人は専門業者に依頼するという方法もあります。

専門業者には、ソファクリーニングの業者もいれば宅配クリーニング業者もいます。

ソファクリーニング

ソファクリーニング業者は、定期的に自宅まで出張して、除菌や洗浄を行い、ダニの除去などを行うのが主な業務です。
ソファクリーニング業者の中には、毛玉取りも行ってくれる業者もいます。

宅配クリーニング

配送担当が自宅に受け取りにきてくれるので便利です。
段ボールなどに入れて郵送するケースもあります。

1枚ごとの料金を請求する業者もいれば、何枚かをまとめたパック料金を請求する業者もいます。
あるいは、無料でサービスしてくれる業者もあります。

毛玉にならないソファを選ぶ方法

毛玉ができにくいソファを購入するという手段もあります。
ピリング試験の評価が高い生地は、毛玉ができにくいとされています。
ピリング試験とはどのようなものでしょうか。

ピリング試験とは、毛玉ができにくいソファを選ぶ際の指標となるのがピリング試験です。
なお、ピリングとは毛玉ができた状態のことをいいます。

ピリング試験の手順は以下のとおりです。

・縦10センチメートル、横12センチメートル大きさの生地を縦長のものと横長のものを4枚用意する
・直径約3センチメートル、長さ約15センチメートルのゴム管に巻き付ける
・コルク板を貼った回転箱に入れる
・5~10時間ほど回転させて、生地同士と摩擦させたりコルク面と摩擦させたりする
・ゴム管を取り出し、生地をはずしてして毛玉の量を判定

ピリング試験の結果判定には、判定標準写真を使用します。
判定標準写真とは、生地に毛玉ができた状態の写真のことです。

判定は1~5号までの等級で決まり、毛玉がたくさんできている状態が1号で、ほとんど毛玉ができてない状態が5号です。
つまり、大きい番号の生地であるほど、毛玉ができにくいといえます。

まとめ

ソファの毛玉の手入れ方法や毛玉ができた場合の対処法について解説してきました。

日頃のブラッシングをしっかり行うことが、ソファの毛玉予防としては最も効果的な方法です。
そして、毛玉ができてしまった場合は、ハサミでカットしたり毛玉取り器で取り除いたりするとよいでしょう。

自分で対処するのが面倒だと思う人は、専門業者に頼むのも1つの方法です。

毛玉ができにくいソファを購入しようと思ったら、ピリング試験評価の高いソファを購入するのもよいでしょう。

毛玉のないきれいなソファを、いつまでもあなたの部屋に置いておきたいものですね。